Naikan, Collage and Theater Workshop 〜 Sailing into and beyond 〜

 

ボディワーク、内観、コラージュ、シアターワークを組み込んだ

気づきの涵養のためのプログラムです。

 

こころと身体と記憶に寄り添い、

ゆったりと、波の音、風を感じながら、探求していきます。

 

2019年3月10日(日)

10:00-17:30

 

案内人:

 

小木戸利光(ボディワーク・シアターワーク)

 

手塚千鶴子(内観療法・コラージュ)  

 

井本由紀(マインドフルネス・人類学)

 

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当日のスケジュール:

 

 10:00-12:00 ボディワークと瞑想 (体とつながり、いたわる)

お昼休み

13:00-15:00 内観とコラージュ  (心と記憶とつながる)

お散歩

15:30-17:30 シアターワークとリフレクション (ヴァルネラビリティから、他者と世界とつながる)

 

*動きやすい、温かい服装でお越しください。

 

 持ち物:タオル(お天気がよければ海岸に行くため)、

ヨガマットと毛布(お持ちでない方はご相談ください)

飲み物

 

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会場:逗子 黒門カルチャーくらぶ

http://hoppou-bunka.com/kuromon/06access.html

 

参加費(当日受付):一般9000円 学生その他4500円 +お昼代

 

定員:10名

申し込み先:imoto.yuki@gmail.com

メールに①氏名 ②電話番号 ③動機とニーズ(ご自身の体や心のことで、もし案内人が知っておいたほうがよいことがあれば)を記してください。

件名は【逗子ワークショップ申し込み】でお願いします。

 

 

 

 

 

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案内人のプロフィールと参加者へのメッセージです:

 

小木戸 利光

アーティスト、Theatre for Peace and Conflict Resolution (TPCR) 代表。イギリス ノーザンブリア大学にて、演劇・パフォーマンスを専攻。「世界の声なき声に耳を澄ます」をテーマに、アーティストとして、音楽、文芸、パフォーマンス作品を発表するほか、俳優として、映画、ドラマ、舞台、ドキュメンタリー番組に出演。2017年、長崎の被曝2世の葛藤を描いたNHK「あんとき、」で主演。著者にエッセイ集「表現と息をしている」(而立書房)がある。
TPCR
代表、シアターワークの専門家として、大学などの教育機関や企業において、平和学、紛争解決学、コミュニケーション研究、身体心理学、身体知などを文脈として、ボディワークや演劇手法を用いたワークショップ型の講座や講演を行うほか、芸術療法としてのシアターワークを施している。

 メッセージ:僕のシアターワークの基本的な考えの一つに心と身体には、つねに、きたい方向、向かいたい方向、望んでいる方向がある」ということがあります。逗子の海を感じながら、心と身体に耳を澄まし、心身が望んでいるものに触れて、自分自身や目の前の他者に静かに優しく寄り添う時間を、皆さまとともに過ごすことができましたら、なによりです。 

 

 

手塚千鶴子 

 

戦後満州生まれ東京育ち。親の喧嘩には、なぜか、どっちが正しいかと聞かれるような変な、そしてボーとしてた子。反抗期もなく英語が好きで東京外大を卒業。平々凡々な我が身は、Prince Charming捜しに精出すも挫折の連続。自分の問題と気づき、カウンセリングの勉強に慶大の院を経て、35才ミネソタ大に留学。直前に、浄土真宗の「身調べ」に源流をもつ自己内省法「内観」を一週間体験。気づきだけでなく、回りの木々の色つやまで変わって見えた深い衝撃。


41才、彼の地で気づかされた「甘え」の研究で、博士号(教育心理学)取得。帰国し慶大(国際センター)に就職。国際教育交流事務の他に、留学生のカウンセリング、異文化理解や適応支援を通しての自己理解と成長を促す、日本人と留学生混合の授業を展開。「身体知の実験授業」や自らのコラージュ体験を経、身体やアートをも通す参加型、プロセス志向の学びの力を実感。ミニ内観や、コラージュ、ドローィングなどを、授業に取り入れる。文化背景の多様な学生の参加による、刺激的な議論や気づきの深まりは、キャンパス近くの「三田の家」での国際交流につながる。65才で定年退職。

幼い頃の、母との関係をふりかえるミニ内観で、過去と繋がり直し新たな自分と出会えるきっかけを、作れたらと願っています。超スロースターターは、「永遠の学び人」をめざし、若いお二人はもちろん、皆さんとの、素敵なコラボを,ドキドキしながら、楽しみにしています。

  

井本由紀

 

シンガポール生まれ。6歳から15歳までをイギリスで過ごす。文化を行き来する中から、地球上の争いや不調和、宇宙に関心を持ち、現地の学校で書いた英作文が、絵本『地球からの手紙』(劇『火星からの贈り物』)として出版される。大学で言語学と翻訳論、大学院で人類学を学ぶ。日本人のアイデンティティと多文化教育、欧米の視点からの「日本」について研究し、2009年に英国オックスフォード大学よりPhD(人類学)を取得。オックスフォードに留学中、ヨガに出会う。

 

2010年に帰国後、慶應大学で英語と文化人類学、言語文化論などを教え始める。同時に、手塚千鶴子先生主催の三田の家での「小さな国際交流」にスタッフとして毎週参加し、多様な人たちが自分らしく、ありのままでいられる居場所づくりに関心をもつ。様々な学びや出会いをきっかけに瞑想実践に取り組み始め、同時にオートエスノグラフィー(一人称研究)を模索し執筆し始める

 

2017年にカリフォルニア大学バークレー校とスタンフォード大学に研究員として滞在し、マインドフルネスが教育・研究分野で、また若者の間で、どのように実践されているかをフィールドワークを通して学ぶ。身体と心・意識に根ざした学びと人類学を実践していく道が開けてくる。米国でマインドフルネス・ストレス低減療法、コンパッション・カルティベーション・トレーニングの講師研修を開始。2018年4月よりContemplative Learningの体験型授業を慶應大学で開講し、手塚千鶴子さん、小木戸利光さんとの協働を始める。

 

今回のワークショップでは、みんなが心地よくつながり、様々な感情や感覚に触れて、思いやりをもって全てを見つめていくきっかけをともに作れたらと願っています。