Theme: Transformation of consciousness through artistic expression of embodied knowledge身体知の芸術表現による意識変容
Organizers: Masaki Matsubara, Kishiko Ito @Tsukuba University
自身の内側から湧き起こるイメージに導かれながら、何かを演じる、舞うという身体の芸術表現は、自身に対する新たな気づきを呼び起こす。その気づきはやがて自己の確立へと繋がり、同時に多様である他者に対する寛容を育てる。芸術療法・マインドフルネス・身体知教育・演劇を応用した「シアターワーク」の実践では、身体の芸術表現を通じた参加者の意識変容が確認され、一部国内で注目を集めている。それは受け手によっては、芸術であり、セラピーであり、教育であり、遊びであり、通過儀礼であり、祈りであると言われるように多様である。本セッションでは、個々人のライフストーリー、身体感覚と知覚、想像力と創造性のプロセスを、統合的に捉えた議論を通して、身体知の芸術表現による意識変容のメカニズム解明の足がかりを築くことを目指す。
プログラム
- 13:30 開会の挨拶 (松原正樹 准教授)
- 13:35 開会のメッセージ (筑波大学学長)
- 13:40 運動芸術と身体的実践 (ファシリテーター: ニーラ・マルホトラ 助教) “スロープレゼンス: 身体をマッピングする”
- 15:20 休憩
- 15:30 講演 (松原正樹 准教授) ”「シアターワーク」のミクロ現象学的体験”
- 15:45 招待講演 (井本由紀 准教授) ”儀式実践と感情技術としての「シアターワーク」に関する人類学的考察”
- 16:05 キーノート講演 (キアラ・ロビアーノ 准教授) “場所におけるディセントレッドな共創-道元との対話による教育のリフレーミング”
- 16:25 討議 (指定討論者:楠本亮太郎)
- 16:35 休憩
- 16:45 閉会の挨拶: リフレクティブ・ライティングを含むボディマインド実践 (松原正樹 准教授)